『神々の箱庭』
 
DOLLとともに綴ったブログです。
 
AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する


2010年8月4日を表示

『軍隊の少年』

トラトラトラ!
意味なんてないけれど、僕は君に送るんだ!
この想いは一方通行だって知っているけど、関係ないよね!
君は僕の電波をキャッチして、そして未来につなげていく。
真っ白なキャンパスに赤や黄色で色を付ける。
ほら!出来上がり!
君に送る暗号は、鮮やかな色をした小さな恋の形!

●モデルドール・・・ロキ



Wednesday, 04, Aug 19:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | ロキ | 管理

『赫い糸』

赤い糸を信じますか?
たとえば誰にでも運命で決められた伴侶がいて、いつかは運命が自分たちを結びつけてくれると。
{箱庭の幻想}
赤い糸は幻想に過ぎない。
待てど待てど訪れない人を待つなど、時間の無駄に過ぎない。
かといって自分から探しに行くのはめんどくさいので、“赫い糸”とか言う言葉で自分をもごまかす。

いいんです。
赫糸はなくても。
私は自分ですべてを切り開く。糸なんて弱いものには頼らない。

●モデルドール・・・雪那



Wednesday, 04, Aug 19:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 雪那カイト | 管理

『緋色の月』

緋色の月を見ていた。
いつまでもこんな幸せが続けばいいと森に祈る。
風のようにたおやかに流れる時間の中で、彼ら獣の民は生きていた。
緋色の月に照らされて、あの月が時間をかけ満月になる日を思う。
赤い月が満ちれば蒼い月が欠け、彼らは獣へと変貌する。
ライカンという定めはさほど彼らには苦では無かったし、森とともに生きるのはうれしかった。
もう一度赤い月を見上げ、祈る。

こんな幸せがいつまでも続きますように、と。

●モデルドール・・・トーニャ



Wednesday, 04, Aug 19:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | トーニャ | 管理

『方翅の揚羽蝶』

棺の中に少女はいた。

{白馬の王子という幻想}

その箱庭は暗く深く、一度入ったらけして外へは出られない。
そう知っていて尚そこに足を踏み入れたのは、今に迎えに来てくれる白馬の王子の幻想にとらわれたから。
みんなが夢見る白馬の皇子とは違うけれど、少女にとっては待ち焦がれた最愛の人だった。
彼は来る。
反逆の十字を抱き、彼女のもとへ。
やがて彼らは暁を目にするだろう。
この世界で見る最後の光景が、光あふれるものであるように。

そして暁はすべてを焼き尽くす。彼らの命さへも燃やし、灰に変えて。
しかし最後に見たのは、愛する者の幸せそうな笑み。
至高の宝石。

●モデルドール・・・ヨナ



Wednesday, 04, Aug 19:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他DOLL | 管理

『迷い込んだ獣』

迷いこんだ獣を見つけた。
どこか夢見心地の視線を向けてきたから、興味がわいて聞いてみた。
「もしも本当に神様がいて、願いを一つだけ叶えてくれるんだったら、君は何を願う?」
獣は不思議な顔をした。
まるでこの世に不満など山ほどあるといわんばかりに。
だからさらに面白くなった。
{太陽の真意}
定めなど、背負っていないふりをして、自分がこの世から消えても何も変わらないんじゃないかと思った。
あまりにすべてが馬鹿らしくて、いろんなものの許しがほしいと思っていたし、その免罪符自体が生きる糧になるなんて思っていた。
そんな自分に最愛の少女は果敢に笑って馬鹿にしたように言った。
「そういう考え方はいい加減にやめろ。もう子供じゃないんだぞ。」
彼女を思い出して青年は笑った。
鈴の鳴るような声で。

●モデルドール・・・ネフィア



Wednesday, 04, Aug 19:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | ネフィア | 管理

『白昼夢』

神の庭。
青年の箱庭。
獣が目を覚ますと、目の前には太陽をかたどった青年がいた。
彼は黒い文字で題名の記された漆黒の古書を腕に抱き、ほほ笑んだ。
「もしも神様がいて、願いを一つだけ叶えてくれるんだったら、君は何を願う?」
優しい深海の瞳にほほ笑まれ、何も答えられなかった。
望むことなど山ほどあったというのに。
一族の復活。あの夜を、すべての幸せを奪ったあの破滅の夜に帰れたら。
人生をやり直せるのに。
まるでその思いをくみ取ったかのように太陽が笑った。
「君は過去を望むの?」
息をのむ。生きている実感は薄れ、自分は過去という“箱庭”にとらわれていた。
そして、彼は祈った。

「---------」

●モデルドール・・・トーニャ



Wednesday, 04, Aug 19:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | トーニャ | 管理

『少年の嘘』

少年がいた。
彼は嘘が得意ではなかったけれど、この世には優しい嘘が存在することをとてもよく知っていた。
優しい少年だった。
どんなに闇に染まった世界にいようと、彼の世界は明るい光に包まれていた。
{少年の嘘}
赤黒い血が彼の手を這い、苦悶の表情で息絶えた少女は彼の腕の中。
病に侵された彼女のために彼は最後に最大のプレゼントをした。
死は甘い幻想。
彼は死後の世界を“楽園”と偽り少女に聞かせた。
この世で苦しむ彼女に、どうして死後の苦しみを解くことができようか。
優しい嘘。
それなのに心が痛い。
そして少年はもう一つ嘘をついた。
「君が逝ったら、僕も逝こう。」

●モデルドール・・・ロキ



Wednesday, 04, Aug 19:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | ロキ | 管理

『黒の追憶』

反逆の十字を背負い、彼は闇夜へ身を躍らせた。

{太陽への渇望}

十字架を身につけ、反逆の十字を刻み、私は貴方のもとへいこう。
闇にとらわれた私は、貴方の光を渇望するから、今までの過ちをすすぐことができるなら、貴方と同じ光を見ることができるなら、この身が滅びようとかまわない。

{反逆の十字}
女を殺した。子供を殺した。勇者を殺した。
そして生きながらえた。
独りで生きてきた1000年もの月日。彼女と出会ってからの数日間に比べて、なんと無意味なものだっただろう。

血ぬれた吸血鬼は死という光に向う。ただ、反逆の十字を携えて。

●モデルドール・・・ラミア



Wednesday, 04, Aug 18:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理

『夢へと至る夢』

{夢の中で夢を見た}
極彩色の夢。

ねぇ、君。
最近は、見る夢が、描く夢より楽しかったりしないかい?
たとえば幼い時はたびたび悪夢にうなされて、小さな心が悲鳴を上げて、ベットではね起きたりするから、夢はそんなにいい物じゃなかった。
だからこそ将来に描く夢はとっても楽しかったんだ。
希望に満ちあふれた夢に陶酔していたんじゃないのかな?
現実に生きてきた君は、今、夢を見ることの無意味さに気付いてしまったの?
社会の現実や、到底夢とはかけ離れた今の自分に、幻想を黙々と育んでいってる。

それでいいんだ。

幻想こそが君を夢へと誘うのだから。
さぁ、夢を見なさい。
そして、二度と目覚めてはいけない。オヤスミ。

●モデルドール・・・ラミア



Wednesday, 04, Aug 18:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理

『夢のはざまで』

幼いころの夢を見た。
まだ何も知らないころ。
ここに訪れたばかりのころ。
何かに助けられた記憶はあるのだけれど、それが何かを知らないから、少年は命の価値を知らなかった。
すべてが楽園のように見えていたあの頃。
毎日が誰かに守られる幸せに護られていたあの頃。
選択をすることもなく、人生はレールに沿って勝手に楽園へと至るのだと思っていたのに、気づけば苦しみばかりが人生に影を落としていく。
{かつての少年の問いかけ}
人生が苦しいのは、世界が変わってしまったから?
自分が変わってしまったから?
邪心が生まれてしまったから?欲に染まってしまったから?
捨てたいのに捨てきれない。

なぜなら少年はまだ、人間でいたかったから。

●モデルドール・・・エイル



Wednesday, 04, Aug 18:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | エイル | 管理


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