| 『純粋故の末路』 |
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| 気づけばそこは神の楽園だった。 暖かな光に導かれ、灰になったというのに、今はこんなにも渇望していた日の光を浴びて暖かいなどと虚ろな思考をめぐらす。
{彼女の贈り物} 最期に一つ、貴方に一つ、贈り物をするわ。 貴方が私と同じように太陽の光を浴びたいと涙を流した日を覚えてる。 貴方は日の光で灰になってしまうけれど、もしも本当に神様がいて、私の願いを一つだけ叶えてくれるんだったら、“貴方に光を”と願うわ。 私はいいの。私は貴方に生きたのだから。
{太陽の微笑} 「願いを一つだけ叶えてあげよう。でもね、代償は・・・君の命。」
●モデルドール・・・ラミア
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Thursday, 05, Aug 21:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『記憶』 |
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| 幼い日の記憶をたどる。 記憶とは曖昧なもので、シャボン玉のように膨らんでは消えていく。 忘れていたはずなのに、ある瞬間にふとしたきっかけで急に思い出して。 懐かしくなったり、悲しくなったり、うれしくなったり。 めんどくさいから全部の記憶に鍵をかけるんだ。 シャボン玉は空高く舞った。 でもずっと存在し続けて、大気圏を突っ切ることなんてないから宇宙なんて臨めない。 ある処でふと消えて、まるで何もなかったかのように。
記憶も、それと同じ。ある日突然、ぱっと何かはじけたように消える。
●モデルドール・・・ラミア
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Wednesday, 04, Aug 21:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『退廃へ至る夢』 |
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| 春なのにどこかかすみがかっているのは、悪い夢にうなされているから。
{白の書物}
古書となってすすけてしまったけれど、彼のもたらす影響は人間にとってあまりにも毒だった。 欲深い人間にとって抗えない魔性の書物。 一度手にしたら離すことのできない禁断の古書。 すべての世界の理を覆すことができる。すべてを可能にするこの書物の魔術に人は取りつかれ、自我を失っていく。
彼はほほ笑んだ。 神の手を離れた書物はどこへ行くのだろうか? 手放した神は暗い笑みを浮かべた。 これから起こる悲劇の歴史を思い浮かべ、嗤う。
●モデルドール・・・ラミア
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Wednesday, 04, Aug 19:52 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『黒の追憶』 |
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| 反逆の十字を背負い、彼は闇夜へ身を躍らせた。
{太陽への渇望}
十字架を身につけ、反逆の十字を刻み、私は貴方のもとへいこう。 闇にとらわれた私は、貴方の光を渇望するから、今までの過ちをすすぐことができるなら、貴方と同じ光を見ることができるなら、この身が滅びようとかまわない。
{反逆の十字} 女を殺した。子供を殺した。勇者を殺した。 そして生きながらえた。 独りで生きてきた1000年もの月日。彼女と出会ってからの数日間に比べて、なんと無意味なものだっただろう。
血ぬれた吸血鬼は死という光に向う。ただ、反逆の十字を携えて。
●モデルドール・・・ラミア
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Wednesday, 04, Aug 18:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『夢へと至る夢』 |
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{夢の中で夢を見た} 極彩色の夢。
ねぇ、君。 最近は、見る夢が、描く夢より楽しかったりしないかい? たとえば幼い時はたびたび悪夢にうなされて、小さな心が悲鳴を上げて、ベットではね起きたりするから、夢はそんなにいい物じゃなかった。 だからこそ将来に描く夢はとっても楽しかったんだ。 希望に満ちあふれた夢に陶酔していたんじゃないのかな? 現実に生きてきた君は、今、夢を見ることの無意味さに気付いてしまったの? 社会の現実や、到底夢とはかけ離れた今の自分に、幻想を黙々と育んでいってる。
それでいいんだ。
幻想こそが君を夢へと誘うのだから。 さぁ、夢を見なさい。 そして、二度と目覚めてはいけない。オヤスミ。
●モデルドール・・・ラミア
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Wednesday, 04, Aug 18:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『白の森』 |
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| 樹氷の森で君に出会った。 澄んだ色の瞳は、僕を一欠けらだって映してはいなかったけれど なぜかそこに存在出来たような気がしてうれしかったんだ 吐く息が凍って目の前にダイヤのようなきらめきを残して散っていく 閑散とした失われた森が白く染め上げられ、その純白に劣らない美しき姿を刻んだ君は ただ雪のように消えて行った
まるで幻のように----
●モデルドール・・・ラミア
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Saturday, 31, Jul 21:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『迷いの国』 |
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| 闇の中で迷子になった。 どんなに出口を探しても見つからないのは、きっと出口がないからなのだと自分に言い聞かせる。 だってもしも出口があるのなら、とっくの昔に抜け出ていたはず。 今頃は暖かい光に抱かれ、眠っていたはず。 あの人や、あの人のように。
夢を見た。 生まれてきた朝の夢だ。目覚めたとき、目の前には天使のような青年がいた。 澄み渡る空のような瞳。 黄金よりも輝く金髪。 天から天使が落ちてきたのかと思った。 彼は手を差し伸べてこう言った。
「怖がらないで。君はこの世界に愛されているんだから。」
●モデルドール・・・ラミア
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Friday, 30, Jul 21:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『鮮血の呪い』 |
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| {ヴァンパイアの幻想}
満月がかけ始めたら貴方を迎えに行こう。光の中の貴方はあまりにも眩しくて、私には毒だけれど、それでも抑えられぬこの想いに抗うことは出来ない。 この腕はやがて貴方のすべてを奪い去る。 喜びも、自由も、運命も、すべて奪い去ってしまう。 その命さえも。
それでも約束しよう。 それ以上の永遠を与えると。
貴方と夢を見ましょう。長き眠りの夢を。 寄り添ってくれるなら。
●モデルドール・・・ラミア
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Friday, 30, Jul 14:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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| 『失われた謌』 |
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| 虚ろな世界を見渡して、ため息をついてみれば、ここは箱庭だと気づいてしまう。
戦いの中で引き裂かれた大切なものを探す心にこの世界の空気はあまりにも痛い。 記憶が渦を巻き、退廃的な美しさを持って再現される過去は、枯れて尚咲き誇る美しき幻影。
それを歌に込めただ謡う。 錆びついた記憶。失った記憶。辿り着く未来。 すべてを込めて声にならない詩を謡う。
ただ、矛盾を謡う。
●モデルドール・・・ラミア
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Friday, 30, Jul 12:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | ラミア | 管理
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