| 『天使』 |
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| 僕は君の天使。 つらい時はいつでもそばにいて、その悲しみを背負ってあげるよ。 戦いで傷ついたときはその傷を癒し、身が亡びたときは君に新たな媒体をあげよう。
天使はほほ笑んだ。 その瞳の色は深海の蒼。 どこまでも深く美しく、そして恐ろしい。 輝く黄金の髪。サファイアよりも閃く宝玉の瞳。
もしも本当に神様がいて、この世界の頂点に君臨するなら、それは彼のようなモノ。 美しすぎて無慈悲。優しく残忍。 その瞳は悲しげに、ただ滅びゆく私を見ていた。
手向けられたのは美しき花。 彼という、美しき花。
●モデルドール・・・ネフィア
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Friday, 30, Jul 12:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | ネフィア | 管理
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| 『魂の方割れ』 |
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| 君は箱庭の中。 僕という箱庭の中。
女神の名を持つ君を、最愛の君を鳥かごに入れて鍵をかけた。 血を分けた双子の妹。 彼の大切な宝物。
そのカギを隠して、探すむなしい行為。 いつか君を取り戻せるかも知れないという幻想。
たとえば人生もそれによく似て、かりそめの探し物をしているのかも。
よく見ればそのカギは、ほら、
貴方の手の中に---。
●モデルドール・・・ロキ
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Friday, 30, Jul 12:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | ロキ | 管理
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| 『約束』 |
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| 「ねぇ、必ず迎えにきてね」 「約束するよ、必ず、必ず迎えに行くよ。」
血を分けた双子の妹。 彼の大切な宝物。 彼女の言葉がうるさい静寂をさえぎって、頭の中を駆け巡る。
果たせなかった約束。 どんなに過酷な運命も、戦いも、今となっては後の祭り。 不毛な行為だったと君は笑うだろうね。
君は箱庭の中。 僕という箱庭の中。
●モデルドール・・・アルテミス
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Friday, 30, Jul 12:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | アルテミス | 管理
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| 『探し物』 |
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| 探し物は、探せば探すほど遠ざかる。 しまいには何を探していたかもわからなくなって、 幻想のはざまに落ちていく。
護りたいもの。 取り戻したいもの。 失ってはいけなかったもの。
それは桜の花のように、あまりに美しくて尊く光り輝いているのに、同じく儚く散るのもあまりに速い。
四角く切り取られた空。 桜舞い散るこの丘。 失われた森の記憶。
時にどんなに渇望しても戻ることのできない過去の中に未来を探す。
----けして見つからないと知っているのに。
●モデルドール・・・ソニア・オルハ
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Friday, 30, Jul 12:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | ソニア・オルハ | 管理
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| 『隔離された箱庭』 |
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| 物心ついたとき、すでに花園に独りきりだった。 この花園に名を付けるなら、
“箱庭”
むせるような花の香りがすべての感覚を麻痺させて まるでここが楽園のように感じるのはなぜ?
痛みも苦しみもない。すべてが満たされているこの美しい場所。神に守られ、永遠を約束された最後の楽園。
それなのに・・・空虚なのはなぜ?
苦しみも、悲しみも、痛みも、憎悪も、絶望も、あらゆる負の感情のないこの場所。 ここには―――
何もない。
幸せの概念すら。
●モデルドール・・・朔
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Friday, 30, Jul 12:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他DOLL | 管理
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| 『神々の黄昏』 |
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| 白と黒の神。 彼らは対でありながら、まったく違った魂の色をしていた。
白の神は心優しく慈悲深き世界の母。 黒の神は残忍であり断罪的な異界の父。
黄昏に染まるはどちらの神か。
彼は思う。人にとっての善悪はまるで紙の裏と表のようなもの。似かより過ぎているためにその判断は異常なほどに難しい。 暗き冥府も、明るき天界にも、善悪のような違いがあるのだろうか?
それとも、あるいは----
●モデルドール・・・ルーファ
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Friday, 30, Jul 12:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | ルーファ | 管理
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| 『闇夜に咲くその花は』 |
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| 闇夜に咲くその花は 失ったあの人の面影を映して。
たとえば貴方を失ったあの雨の日。 たとえば生きる希望を失ったあの夜。 たとえば雪の吹きすさぶ最期の暁。
そのどれよりも深い闇の中咲く花は 生きろ、と強く背を押すかのようにぼんやりと視界ににじむのに
こんなに近くに感じても 貴方はいない。 貴方は逝ってしまった。
この花が散るころに君を迎えに行こう。 今度は二度と離れぬように 運命になど翻弄されぬように
●モデルドール・・・雪那カイト
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Friday, 30, Jul 00:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 雪那カイト | 管理
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