| 『春の蝶』 |
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艶めかしい青年がいた。 彼は遊郭の窓辺に身を任せ、外の世界を見つめていた。 彼はいつも遠くの空を見ていたから、彼の求めているものが、ここでは無い、どこかひどく遠くにいるのであろうことはすぐに分かった。 夜の蝶は夜空に羽ばたく翼ももがれ、色とりどりの箱庭の中、一切の自由を失った。 {もがれた翼} 「自由」は、生まれたときに忘れた。 生まれたときからこの狭い箱庭の中にいたから、まさかそんなに広い世界が存在していようなど想像もできなかった。 それゆえに渇望という絶望を味合わなくともよかった。
---彼女に会うまでは---
蝶は夜空に舞う。たとえこの翅が捥がれようとも、どこまでも、遥か飛んでいけるのだと、希望を宿して。
●モデルドール・・・朔
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Tuesday, 10, Aug 22:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | その他DOLL | 管理
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